是枝裕和の愛弟子
広瀬奈々子の
監督デビュー作
是枝裕和は好きで毎作品見ている
当然彼の息がかかった監督となれば
見ざるをえない
脚本も手掛けたということで
興味津々
見ました
結論
心に余裕のある時に見た方がいいという注釈付きで
良かったですよ
是枝監督の作品に勝手に感じる
「解釈自由」
の部分(勝手に見て好きなように感じて下さい的な)が
しっかり引き継がれていた
ストーリーも
社会に出て挫折を経験した主人公が
同じ感覚をもった「人」と出会うことで
愛を感じ
再び夜明けに向けて
再生していくという
シンプルなものだが
葛藤が繊細に描かれていた
2人の監督に共通するが
押しつけのわかりやすい映画ではなく
視聴者の感性によって
おもしろくもつまらなくもなる
映画の展開で
「どうなるんだろう」
みたいなワクワク感は皆無
自分の人生になぞらえて
見る映画
広瀬監督も
挫折というか
燻っているというか
そんな経験をたくさんされてきたんでしょう
柳楽の演技が淡白にみえるのも
おそらく広瀬監督がああいう喋り方なんだろうな
と勝手に想像
やはり
人間って
無ければ欲しいし
あれば捨てたいし
かくして
ないものねだりな存在なんだなと
改めて感じた時間でした
余裕あるとき見て下さい
是非。